百貨店にも置けるブランド品質をお手軽に
ベルト製作をしていた時には、だれもが知っている超有名ブランドベルトをはじめ、本当に様々なブランドのベルトを
多いときには月に7〜8000本近く製作しておりました。
有名百貨店のベルト売り場などに行けば、自分が製作したベルトに出会う事もしばしば。
そんなブランドベルトを作り続け、材料レベルから知り尽くした我々だからできる、「百貨店にも置ける
ブランド品質」をそのままで「犬首輪」としてお届けしたいとの思いは、犬の首輪屋てるべるをスタートした時
からずっと持ち続けています。
材料と素材について
てるべるで使用してい革をはじめバックル等はブランド品質としても決して恥ずかしくない可能な限り国産の
ものを使用しております。
良いものを探していると最終的に国産にたどり着くということもありますが、我々のベルト製作もしかり、
海外に生産拠点が移り、結果として日本の職人は減り、モノづくりを支える材料屋さんや道具屋さんなども少しづつ
減ってきております。
そんな「がんばれニッポンのモノづくり」と「やはり日本のものは良い」の思いを込めてこれからもできる限り
メイドインジャパンにこだわっていきたいと思っております。
ひと手間に差が出る丁寧なものづくり
ベルト職人だった頃、私も大好きな超有名ブランドのベルト製作をまかされ、その完成品をながめている時に、あることに気づきました。
そのベルトは、シンプルなデザインで他にも似たようなデザインはいくらでもあるはずなのに、
とても高級感があり、何かどっしりとしたそのブランドの名に恥じないたたずまいがあるのです。
そのベルトが「他とは違う何か」とは、見えない部分に一手間も二手間もかける事だったのです。
お客様がそのベルトを手にしたとき、手にスッとなじむように、ベルトの裁断面はすべて面取り加工というひと手間をかけて
徹底的にコバを磨き、隠れても見えないはずの芯材には適度なコシと重さのある高級芯材を使い、さらには我々職人までも、
このブランドはこの職人以外は頼まないなど徹底したこだわりぶり。
良いもの作りはパッと見に気づかないところまでも徹底的にこだわる事なのだと知りました。
てるべるの首輪にも当然ワンちゃんの首に巻いたときに毛切れしにくい面取り加工(一部を除く)をほどこしております。
パーツ一つにも沢山の思い出が
この首輪にはこんなパーツが付いたら可愛いなーとか、かっこいいだろうなーとか、理想のデザインは沢山あり、多くの金具屋さんを探し回ったのですが、
なかなか思い通りのデザインには巡りあえず諦めかけていました。
ならば自分で理想のパーツを作ろうと考え、紙粘土などで何度も試作品をつくり、それを元に型職人さんに原型を依頼し、最後に国内の金具屋さんで製造。
こうして納得のてるべるオリジナルパーツが完成しました。
完成まで何ヶ月も要したパーツ達には、私たちのより良い首輪作りへの熱い思いと思い出が沢山詰まっているのです。